事業紹介

リサーチ・クエスチョン作り方 第3版

大好評のロングセラーが、第3版となって刊行されました。

臨床家のための臨床研究デザイン塾テキストシリーズ①
iHope学術諮問委員の福原 俊一 先生(京都大学 教授/福島県立医科大学 副学長)による臨床研究の入門書、待望の第3版刊行。

リサーチ・クエスチョンの作り方 第3版

福原 俊一(京都大学 教授/福島県立医科大学 副学長)著
A5版/146ページ

定価:
単行本 2,200円(税込)
Kindle版(電子書籍)1,980円(税込)

内容紹介

臨床研究を行う上での大切な第一歩である「研究の骨組みづくり」について、読みやすく解説されている「リサーチ・クエスチョンの作り方」。2008年の初版発行以来、多くの医療者に読まれ、「読みやすい」「エッセンスが凝縮されている」と支持されてきました。
そして2015年6月、待望の第3版が刊行されました。
第3版では、「よいクリニカル・クエスチョンを考えつかない」という現場の声を受け、福原先生が「どうやったら、よいクリニカル・クエスチョンを思いつくことができるか」についてエキスパートと対談された様子が新たに収録されました。さらに、福間真悟先生が執筆された「クリニカル・クエスチョンを見つけ、整理する 実践ガイド」も追加されました。
臨床研究を始める際はもちろんのこと、始めてしまってからでも、ぜひ読んでおきたい1冊です。

「対談:クリニカル・クエスチョンの作り方」より

「クリニカル・クエスチョンを見つけ、整理する 実践ガイド」より

【目次】

  • 臨床研究デザイン 7つのステップ
  • はじめに
  • 第3版のはじめに

第1章:リサーチ・クエスチョンとは?

  • 臨床研究7つのご法度
  • 従来の抄録スタイル
  • 構造化抄録の提唱
  • リサーチ・クエスチョンとは何か?
  • 臨床研究で取り上げるリサーチ・クエスチョンの種類
  • 第1章のまとめ

第2章:クリニカル・クエスチョンの見つけ方

  • 対談:クリニカル・クエスチョンの作り方
  • クリニカル・クエスチョンを見つけ,整理する 実践ガイド

第3章:よいリサーチ・クエスチョンとは?

  • よいリサーチ・クエスチョンの要件
  • Novel:新しい/ Interesting:興味深い
  • Ethical:倫理性
  • Measurable:測定可能性/ Modifiable:改善可能性
  • Feasible:実施可能性
  • Relevant:切実さ
  • Structured:構造化された/ Specific:具体性
  • 例題:このリサーチ・クエスチョンはどこがよくない?
  • 第3章のまとめ

第4章:リサーチ・クエスチョンの構造化

  • リサーチ・クエスチョンの構造:PECO またはPICO
  • PECO とPICO の場合分け
  • リサーチ・クエスチョンの構造化はなぜ重要か
  • Patients:対象
  • Exposure / Intervention:説明変数
  • Comparison:比較群
  • 交絡要因は調整変数に
  • Outcomes:アウトカム
  • 例題:PECO に構造化してみよう
  • 第4章のまとめ

第5章:リサーチ・クエスチョンを作ってみよう

  • リサーチ・クエスチョンを作ってみよう
  • 例題
  • リサーチ・クエスチョン1
  • リサーチ・クエスチョン2
  • 究極のリサーチ・クエスチョン
  • 付録:臨床研究デザインに関する学習情報源
  • QMentor を用いた実践演習