iHopeについて
iHopeとは
iHope(アイ・ホープ)とは Institute for Health Outcomes & Process Evaluation Research(健康医療評価研究機構)の略称です。
背景
臨床研究は、医療者を元気にし、医療を元気にする力を持っています。また、研究成果を論文という形で可視化することによってはじめて、その結果を世界に伝え、医療者や医療を変えることができます。
しかし医療者の素晴らしいリサーチ・クエスチョンも、それに対する答を出すためには、研究の基本設計図をデザインし、データを集めて分析し、論文化に至る知識やスキルをきちんと身につけていなければ、研究成果を可視化することは困難です。
特に臨床の現場に携わる医師の方々は、こうした知識、スキルを学ぶチャンスや時間が少ないために、研究を実践する機会を逸していることも多いのではないでしょうか。
iHopeでは、医療者に臨床研究のリテラシーを習得していただくために、オンライン学習プログラム(MAP、ジョンズホプキンス大学SPHなど)の提供、教育セミナーの企画と実施、学習教材の出版事業を行っています。
医師、看護師、薬剤師、検査技師、理学・作業療法士など、臨床現場で働くすべての医療関係者の皆様を対象にしています。
理念
iHopeは、
- 医療の質や効果を科学的に評価する研究の教育と実践を通じて
- 医療を支える医療者を元気にし、
- 医療を元気にし、
- 国を支える国民を元気にする
ことを目指します。
目的
iHopeは、上記の理念を達成するために、以下を目的として取り組んでいます。
- すべての医療者に、臨床研究の正しい知識やスキルを普及する
- 良質な臨床研究を実践する医療者が増える
- より多くの良質な臨床研究の成果が世界に発信される
概要
iHopeでは、
- 臨床研究の重要性、楽しさへの気づきとモチベーションを与えてくれる「臨床研究デザイン塾」「臨床研究てらこ屋」
- 臨床研究を系統的に習得するための書籍などの「学習教材」
- 遠隔地でも働きながら臨床研究を系統的に学ぶためのオンライン学習プログラム「MAP」
- 世界最高峰の大学院で学位(MPH)を、日本で働きながら取得できる「ジョンズホプキンス大学School of Public Health MPH日本プログラム」
を提供しております。
現場で働く医療者にしか気づくことのできない疑問や仮説を目に見える形にするための第一歩として、また日常の診療や業務を改善していく第一歩として、iHopeの学習資源を活用していただければ幸いです。