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「臨床研究デザイン塾」の修了生が金沢大学附属病院の特任教授に就任しました。
「腎臓・透析医のための臨床研究デザイン塾」6期生の遠山 直志 先生が、金沢大学附属病院の特任教授に就任されました。
<遠山 直志 先生のコメント>
この度、金沢大学附属病院 先端医療開発センターの特任教授(生物統計部門長)を拝命いたしました。
2009年に臨床研究デザイン塾に参加し、福原俊一先生から直接、基礎から丁寧に指導を受けられたことは人生の宝です。静岡県伊東市の研修センターで1週間、密集して課題に取り組んだことは、今も鮮明に記憶しています。また、共に学んだ同期との出会いも貴重であり、交流は今も続いています。
臨床研究デザイン塾に参加した後も、幸運にも多くの優れた指導者から教えを受ける機会をいただき、臨床研究を続けることができています。2018年には、ロータリー財団グローバル補助金の支援を受け、オーストラリアのシドニー大学ジョージ国際保健研究所へ留学する機会をいただきました。研究所では、大規模な臨床試験を統括しており、介入研究についても多く学ばせていただきました。
現在は金沢大学附属病院 先端医療開発センターの生物統計部門に勤務しており、学内の研究サポートや共同研究が主な業務です。生物統計部門という名前ですが、臨床研究デザインを通じて研究者と関わることが多くあります。その中で、福原先生からご指導いただいた考え方が、私の研究活動の原点となっております。
今後ともご指導の程、よろしくお願いいたします。
<遠山 直志 先生の略歴>
2003年 金沢大学医学部 卒業(同大学院 内科学第一講座 入学)。2012年 金沢大学附属病院 集中治療部 特任助教。2013年 金沢大学大学院 博士課程 修了。2014年 豪州ジョージ国際保健研究所(ニューサウスウエールズ大学)、ロータリー財団 グローバル補助金を受託。2018 豪州ジョージ国際保健研究所(ニューサウスウエールズ大学/日本学術振興会「頭脳循環を加速する戦略的国際研究ネットワーク推進プログラム」による派遣)。2019年 金沢大学附属病院 先端医療開発センター 特任准教授・生物統計部門長。2022年より金沢大学附属病院 先端医療開発センター 特任教授・生物統計部門長。
<臨床研究デザイン塾>
「臨床研究てらこ屋」に参加された方を対象とし、質の高い臨床研究を計画・実施するために必要なコア・スキルを学ぶための合宿形式のプログラムです。臨床研究デザインや統計解析の基本に関する講義と、それに対応したグループ・ワークを通して効果的に学び、少人数のグループで独自のリサーチ・クエスチョンに基づく実際の研究を目指した具体的なプロトコールの作成を行い、完成したプロトコールを発表します。
▼「臨床研究デザイン塾」の詳細
http://www.i-hope.jp/activities/academy/achievements.html