EPIC (Expanded Prostate Cancer Index Composite)

EPICは、限局性前立腺癌の患者さんの健康関連QOLを測定する、50項目からなる尺度です。2000年にWei JTらによって作成されました。

前立腺癌の患者さんのQOLを測定する尺度としては、既にUCLA PCI (UCLA Prostate Cancer Index)が広く使用されていますが、EPICはこのUCLA PCIの問題点を解決するように開発されました。
EPICはUCLA PCIと比較して、刺激性や閉塞性の排尿症状を評価できること、ホルモン療法の効果とそれによる負担感を測定できることが特徴です。

EPICオリジナル版(英語版)では、包括的健康関連QOLを併用することが推奨されており、SF-12が用いられています。しかしSF-12の日本語版は未開発であるため、EPIC日本語版を使用される際には、SF-8またはSF-36を併用することをおすすめします。

サンプルダウンロード

EPIC

EPICの構成

EPICは、「排尿」「排便」「性」「ホルモン」の4つの領域(ドメイン)で構成されています。各々のドメインはさらに「機能」と「負担感」の下位尺度で構成され、4つのドメイン総合得点、および各々の下位尺度である機能、負担感を得点化することができます。
さらに、排尿ドメインは機能と負担感を総合して、尿失禁と排尿刺激・下部尿路閉塞の2つの症状を得点化することができます。

EPICの下位尺度と項目数
下位尺度名 英語名 項目数
排尿(総合) Urinary (Summary score)
下位尺度 排尿機能
排尿負担感
尿失禁※
排尿刺激・下部尿路閉塞
Subscales Urinary Function
Urinary Bother
Urinary Incontinence
Urinary Irritative/Obstructive
5
7
4
7
排便(総合) Bowel (Summary score)
下位尺度 排便機能
排便負担感
Subscales Bowel Function
Bowel Bother
7
7
性(総合) Sexual (Summary score)
下位尺度 性機能
性負担感
Subscales Sexual Function
Sexual Bother
9
4
ホルモン(総合) Hormonal (Summary score)
下位尺度 ホルモン機能
ホルモン負担感
Subscales Hormonal Function
Hormonal Bother
5
6
項目数計   50

※尿失禁、排尿刺激、下部尿路閉塞の項目は、すべて排尿機能、排尿負担感の項目と重複しています。

版権者、論文

日本語版版権者
  • University of Michigan, Kakehi Y, Takegami M, Fukuhara S, The Japanese Urology Assoshiation
開発論文

EPIC 日本語版の使用登録

使用登録について

使用登録についてご確認の上、ご登録ください。

EPIC日本語版スコアリングプログラム

Microsoft Excelのファイルです。EPIC調査票を使って得られた得点を、標準化されたスコアリングアルゴリズムを用いて計算することができます。

購入方法

EPIC日本語版の使用登録時に関連資料をお送りいたしますので、このプログラムを使用しなくてもスコアリングは可能です。しかしスコアリング手順が複雑なため、計算間違いを防ぐためにも、当プログラムの利用をお勧めします。

製品概要

EPIC調査票で回答された数字を入力すると、標準スコアリング方法に基づいてEPICの得点を自動的に算出します。

  1. 10の下位尺度得点(Subscale)
  2. 4つの領域の総合得点(Summary score)
  3. 満足度得点
仕様
  • ・Microsoft Excel 2000 / 2002 / 2003で動作確認済
  • ・定価:8,000円(税込)

TOP