
CAP-KDスタディは,iHopeが発足後初めて行った,医師主導型の大規模な臨床試験です。
進行性の早期・中期CKD患者を対象に,従来の降圧療法ならびに食事療法に加え,摂取食物から発生する腎毒性物質を腸管内で吸収する特殊な炭素製剤(クレメジン)を服用することが,従来の治療に比して腎機能の悪化を改善できるかどうかを科学的に検証するものです。
この臨床試験は日本腎臓学会の推進事業として行われ,全国約80の医療機関が参加しました。
わが国には約1,000万人以上の慢性腎臓病(CKD)患者が存在し,適切な予防や治療を行わないことにより,約20万人以上の患者が透析医療を受けています。透析医療を受けている患者の医療費は一人あたり年間約500万円,国レベルでは約1兆円がかかっています。
透析医療による負担は医療費に限ったことではなく,患者本人への負担,家族や職場への負担も大きなものになります。日本におけるCKD患者の予後を改善し,社会負担を軽減することがCKDスタディの意義と位置づけられます。