理事長挨拶
特定非営利活動法人(NPO)健康医療評価研究機構
理事長 大沼 淳
誰もが健康であり続けたい、そして、いつでもどこでも質の高い医療を安心して受けたいと願っています。しかし残念ながら、現在、国民の医療への信頼は決して高くはなく、不信感はピークに達しているといっても過言でありません。一方、「このままでいいのだろうか?」「変化を起こそう」といった気運が、国民だけでなく、医学界の中にも、ようやく芽生えてきました。
今日本の医療に求められているのは、医療を提供する集団内で真の「プロフェッショナリズム」を構築すること、そしてこれにより国民の医療への信頼の回復をはかることではないでしょうか?
そのためには、医療関係者が全てをあげて「継続的な質改善」に努める必要があります。しかし、せっかく医療の質を改善したのに、その成果を示さねば意味がありません。すなわち、現在の医療の質がどのようなものであり、それがどのように改善されたかを「測定・評価」し、それを患者や国民にわかりやすく示すことも重要なのです。
それでは、何が良い医療(プロセス)で、何が良い成果(アウトカム)の指標なのでしょうか?そしてこれらはどのように測定・評価すれば良いのでしょうか?従来の医学は、このことについてあまり熱心に扱ってきませんでした。医療のプロセスやアウトカムの改善度を科学的に測定し、その結果を次のアクションにつなげるといった「アクション・リサーチ」がわが国ではこれまでほとんど行われておらず、これを構築・展開することが緊要な課題であるといえます。
このような認識に立ち、私どもは、2003年11月に特定非営利活動法人(NPO)健康医療評価研究機構(iHope International)を設立いたしました。上記の理念に基づいて、社会に貢献する、質の高い研究事業を展開していく所存ですので、ご指導、ご支援賜りますようよろしくお願い申し上げます。
ビジョン
ゴール(目標)
私たちは、誰もがいつでもどこでも安心して質の高い医療を受けられるようになることをめざします。そして、医療の質改善の努力が自発的に継続的に行われ、日本の医療に真のプロフェッショナリズムが構築されることをめざします。
ミッション(使命)
私たちは、このゴールを達成するために、医療の質を改善し、その効果を科学的に測定評価するアクション・リサーチを推進します。
コア・バリュー(価値基準)
私たちは、このゴールとミッションを達成するために、4つの価値基準に従って行動します。
- QUALITY…国際的に通用する質の高い研究を実施し、その成果を発信します。
- RELEVANCE…「研究のための研究」ではなく、患者や社会にとって意味のある研究を推進します。
- CHANGE…「測定のための測定」ではなく、患者や社会にとって意味のある変化を起こすための「アクション・リサーチ」を推進します。
- COMMUNICATION…研究の成果を関連学会や学術誌で発表するだけでなく、他分野の研究者や保健医療実践者とも共有し、社会全体へわかりやすく伝えることにつとめます。